【基礎】スチルカメラの三脚の使用方法

三脚は、文字通り三本の脚がある撮影機材です。世の中のたいていの物は脚が三本あると自立します(三点保持)。三脚があるということは二脚や一脚もあるのかよ! っとツッコミを受けそうですが、もちろんあります。カメラの世界では二脚は僕は見たことがありませんが、軍事(ミリタリー)の世界では小銃に取り付けるバイポッドがあります。銃の比較的前側に取り付けて長時間の防御体制時に使います。射手が銃握を保持するので、三点保持になります。他にも迫撃砲とか色々あるんですが、割愛します。
一脚はカメラの世界にもあります。雲台にカメラを乗せ、ファインダーを覗く際にしっかりと顔と密着させ固定して撮影します。一脚の脚と撮影者の両足で、三点保持になります。

一脚と二脚がそれぞれ単体ではカメラを保持できず、撮影者(射撃手?)の身体で補助しなければならないのに対し、三脚はそれ単体でカメラを保持することができます。つまり撮影者はカメラを固定して保持し、手放しにして別作業ができる、すばらしいアイテムなのです。

さて、前置きが長くなったのですが、三脚の使用方法を解説していきましょう。

  1. 三脚をセットアップする: 三脚の脚を広げ、中央の柱を伸ばして三脚を立てます。その後、三脚の頭部にカメラを装着するための取り付け部分があることを確認します。
  2. カメラを三脚に取り付ける: カメラを三脚の取り付け部分に取り付けます。多くの三脚にはクイックリリースプレートが付属しており、これを使ってカメラを簡単に装着できます。
    クイックシュー。ない三脚もある。
  3. 三脚の高さを調整する: 三脚の高さを調整するために、中央柱を上下に動かすことができます。カメラが目線の高さにあるように調整してください。
    高さをあわせる。商品やブランド名が書いている脚が正面になるようにする
  4. 三脚の角度を調整する: カメラの位置を正確に設定するには、三脚の角度を調整する必要があります。三脚の脚の長さを調整し、カメラが水平であることを確認します。
  5. 三脚の安定性を確保する: 三脚の脚をしっかりと地面に固定し、カメラが安定していることを確認します。強風や振動がある場合は、重いバッグなどで三脚の重心を下げることができます(ストーンバッグやウォーターバッグなど。要はオモリ)。
  6. 撮影する: 三脚にカメラを装着して、シャッターボタンを押して撮影を開始します。撮影時には、三脚が揺れないように注意してください。

以上が一眼レフカメラの三脚の使い方です。しっかりと設置し、カメラを安定させることで、ブレのない美しい写真を撮影することができます。

基本的な三脚の使い方でした。シャッターボタンを押す時にどうしても力が入ってがくんとブレるときは、セルフタイマーモードにして撮ると、ブレません。

コメントする